FW32 神田 奏真選手 × MF34 由井 航太選手
成長してピッチに立つ
コウタの部屋を一緒に掃除しました
- 同じ高卒ルーキーということで、やはり一緒にいることが多いですか?
-
- 由井
- 食堂でご飯を食べる時は一緒が多いですけど2人で出かけたりはあまりないかな。
- 神田
- 同じ寮暮らしですけど僕はずっと部屋にこもってるしね。
- 由井
- 僕も結構部屋でゆったりまったり1人の時間を楽しんでて。だから2人の面白い話はあまりないですよ(笑)。
- 神田選手から見て、由井選手はどんな方なんでしょう。
-
- 神田
- 見た目が落ち着いてるしあんまり喋らない人かと思ったけど、普通に先輩にもどんどん絡んでいくから、そこは意外でした。
- 由井
- 実際は人見知りだし喋るのも得意じゃないけどね。でも仲良くなったら先輩でも一気に行けるんです。
- 神田
- コウタと話しているのって楽しいんですよ。いつも、会話がどんどん盛り上がっていく感じなんです。
- 由井選手から見た神田選手は?
-
- 由井
- めっちゃ喋る(笑)。喋りがうまいし、大阪弁だし、関西人だな~って感じです。あとは、A型!時間を守るし部屋も綺麗だし…ロッカーも寮の部屋もホント綺麗なんです。置物も等間隔に置かれてて。僕は部屋は寝られればいいって感じで気にしないから全然違う(笑)。
- 神田
- だからこの前、コウタの部屋を一緒に掃除しました。
- 由井
- はい、手伝ってもらって。その時だけはすごく綺麗になった(笑)。
- 高卒ルーキーの1年目は先輩がたくさんいるなかでの1番年下ですが、緊張感はありますか?
-
- 神田
- そこは何も感じないよね?
- 由井
- 気にしてないね。ビクビクしながら先輩に接するとか全然ないし、うん、別に何も意識してないです。
- よく「ピッチの中では先輩でも敬称はいらない、遠慮しちゃダメ!」と聞きますが、もう呼び捨てにしていたり?
-
- 神田
- そこは、僕は先輩にはさん付けや君付けです。高体連(高校サッカー部)出身なので、敬語はちゃんと使うし、先輩を呼び捨てにするなんてなかったからもうクセで。
- 由井
- 高体連って感じだね。僕は意識もしてないけど、たぶんピッチでは呼び捨てになってる。(フロンターレのアカデミーでは)試合や練習中はそういうの気にするなってずっと言われてきたから。
- 神田
- 高体連は上下関係の厳しさがあるからね。
ソウマのヘディングは迫力がすごい
- お互いのプレーの注目ポイントについても教えてもらえますか?
-
- 由井
- ソウマは、飛べます。
- 飛べる?
-
- 由井
- 身体能力が高いんです。飛んで胸トラップとか、クロスのヘディングの迫力とかすごいです。早くて強くて、飛ぶ姿が綺麗!
- 神田
- 小さい頃から親にヘディングが大事って言われてて、小中学校のチームでもヘディングは武器になるって言われてたんで、そこはもうめっちゃ練習し続けたから。
- 神田選手から見た由井選手の注目点は?
-
- 神田
- コウタはボールを刈り取る能力が高いです。読みがすごくて球際もガツガツ行くし、攻撃になると落ち着いたクレバーなプレーをする。読みが鋭い選手はいても、取り切れる選手って多くはないんですよ。
- 取り切るためには何が必要なんですか?
-
- 由井
- まずは気持ちです、本当に。これも続けることですね。でも自分はまだ全然足りないと思ってますし、まだ成長できると思ってます。
- 2人が一緒のピッチに立った時は感動しそうですね。
-
- 由井
- 成長したなって思うんじゃないかな。自分たちが成長してここまで来れたんだな、と。分からないけど、それはきっと感動ではないと思います。
- 当然早くプロデビューしたいという思いがあると思います。ただ今は焦らず練習と考えているか、もしくはとにかく早く1度試合に出てプロを経験したいと思っているか、どちらなんでしょう?
-
- 神田
- どっちも大切なんですけど、やはりFWは点を取ることで自分の価値を高められるポジションなので、早く公式戦で点を取って評価を上げたいという思いがあります。それを実現するために練習から努力しているところです。
- 由井
- 僕も試合に出ることで成長できることがあると思うので、早く試合に出たいという気持ちを常に強く持ってます。早くピッチでサポーターの前でプレーしたいですし、そのために日々の練習に取り組んでいますので、応援してもらえたら嬉しいです。
まだ10代のお2人!わちゃわちゃと楽しいインタビューになりました。でもサッカーのお話になると表情は一変。その対応に、プロ選手としての自覚や責任感が伝わってきました。
そしてお2人といえば、今年のファン感での活躍が記憶に新しいですよね!「可愛くてごめん」の曲にのって、2人でホントにかわいすぎるダンスを見せてくれました。その振り付けは難しいものでしたが「絶対中途半端にしたくなかった」(由井選手)という決意のもと、連日真剣に自主練に取り組んだそうです。パリ五輪のサポートメンバーとしてU-23日本代表に帯同していた神田選手は、フランスの地でも自主練を続けていたとのこと。かわいくって癒されるステージでしたが、そのお話を聞いたうえでもう1度YouTubeを観ると「がんばったんだな~」となんだかしみじみしてしまいました(笑)。
次はステージではなく同じピッチに2人が立つ日が待ち遠しいです!